中部フィルとは
中部フィルハーモニー交響楽団は、2000年に愛知県小牧市で小牧市交響楽団として発足した。その後、2005年の愛知万博に出演するなどの活動を経て、2007年に広く中部地域の音楽文化に貢献するため「中部フィルハーモニー交響楽団」と改名した。その2007年からは演奏域を広げ、愛知県小牧市以外の愛知県名古屋市、愛知県犬山市、三重県松阪市、岐阜県岐阜市で新たに定期演奏会や定期的なコンサートを毎年開催し、2017年にはそれらの演奏会が10年目となり通算10回を数え、各地域の音楽文化振興に貢献してきた。2015年には創立15周年となり、またアーティスティックディレクターの秋山和慶が指揮生活50周年を迎えたことから、これを記念してマーラーの交響曲第2番「復活」を愛知県芸術文化センター・コンサートホールで満員の聴衆のもと開催し、その演奏は高い評価を得た。2017年度からは秋山和慶が新たに芸術監督となると共に、名古屋定期演奏会の回数を増やし「ブラームス・ツィクルス」を2年間4回でスタートし、誠実かつ熱のこもった演奏を行い好評を博した。その時のライブ演奏は「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」で世界配信されている。なお2018年度からは5回の定期演奏会をNAGOYAシリーズ3回、KOMAKIシリーズ2回とし名古屋と小牧に一層軸足を置くと共に、特別演奏会を小牧市2回の他、春日井市、岐阜市、松阪市で開催し、引き続き中部圏各地域での音楽文化振興に寄与していく。定期演奏会では1人の作曲家にフォーカスしたプログラムも注目されている。また2018年10月には名古屋フィルハーモニー交響楽団第461回定期演奏会にてマーラー作曲「千人の交響曲」に出演し、名フィルとともに見事な演奏を聴かせた。受賞歴としては愛知県芸術文化選奨新人賞等を受賞。2017年12月に「多年にわたり地方自治の発展に尽力したその功績は誠に大である」として愛知県知事より感謝状を授与された。
中部フィルハーモニー交響楽団の歩み
2000年 | 2月 | 小牧市交響楽団設立 |
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3月 | 創立演奏会 秋山和慶 名誉首席指揮者就任 |
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6月 | 第1回定期演奏会 | |
2001年 | 8月 | NPO法人認証 |
2007年 | 1月 | 中部フィルハーモニー交響楽団に改名 |
5月 | 日本オーケストラ連盟に加盟 | |
2008年 | 松阪で演奏会を開催(以降、定期演奏会として毎年) | |
2009年 | 名古屋、犬山で演奏会を開催(以降、定期演奏会として毎年) 「文化芸術による子供の育成事業‐巡回公演事業‐」を初採択 |
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2月 | 愛知県芸術文化選奨文化新人賞受賞 | |
2010年 | 4月 | 秋山和慶 アーティスティック・ディレクター&プリンシパル・コンダクター就任 堀俊輔 レジデンス・コンダクター就任 池辺晋一郎 アーティスティック・アドバイザー就任 |
2011年 | 1月 | ニューイヤーコンサートを開催(以降、毎年) |
4月 | 創立10周年記念演奏会 | |
2015年 | 2月 | 創立15周年 |
5月 | 創立15周年・秋山和慶指揮生活50周年記念演奏会 | |
12月 | 認定NPO法人に認定 | |
2017年 | 4月 | 秋山和慶 芸術監督・首席指揮者就任 |
2017年 | 12月 | 地方自治功労者受賞 |
2020年 | 4月 | 飯森範親 首席客演揮者就任 |

