第86回定期演奏会　NAGOYAシリーズ１

シベリウス：組曲「カレリア」作品11
ニールセン：フルート協奏曲
シベリウス：交響曲第1番　ホ短調　作品39

北欧シリーズの第1回目は、フィンランドのシベリウスとデンマークのニールセン。シベリウスの「カレリア」は、新婚旅行で訪れた思い出のカレリア地方を描いた作品。交響曲第1番は34歳の時に書いた文字通り最初の交響曲。これを機に交響曲作家の道を進みます。
北欧近代の作曲家を代表するニールセンのフルート協奏曲の独奏は、19歳で名匠ランパルの名を冠した国際コンクールで優勝後、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中の上野星矢です。

プラチナ席：5,500円
S席：4,500円
A席：3,500円
B席：2,500円
学生席：1,000円（当日窓口にて販売、25歳以下、学生証提示）

公益財団法人アフィニス文化財団
アフィニス・エンブレム
「音楽文化の担い手としてのプロ・オーケストラが主催する、わが国ならびに各楽団が活動の重点を置いている地域にとって意義がある企画」として選ばれました。

選考理由
　東京、大阪と同様に、複数のオーケストラがしのぎを削る中京地区で、伸び盛りの勢いを感じさせるのが中部フィルハーモニー交響楽団だ。数年来取り組んできたブラームス、ベートーヴェンの両チクルスで目覚ましい成果を挙げた芸術監督・首席指揮者の秋山和慶が、今度は2年がかりでシベリウスの全交響曲と北欧の作品を集中的に取り上げる。円熟の巨匠と若き楽団が挑むこの思い切った企画が、中部フィルの存在感を一気に高めるに違いない。全国的にも要注目のシリーズだ。
岩野裕一（アフィニス文化財団　オーケストラ助成委員）