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9月20日(日) 第71回定期演奏会 新首席客演指揮者となってから飯森範親氏が中部フィルを初指揮! Vol.2

コンサートの第1曲目は「スラブ行進曲」です。スラブとはスラブ民族の事で、欧州の中欧、東欧の同じ系統の言語を使う人々の総称です。

19世紀後半、オスマン帝国軍とスラブ系のセルビアが宗教上の対立から戦争を始め、スラブの同胞として看過できないとしてロシアの義勇軍も多数参加しました。
その義勇軍の負傷兵のための慈善演奏会(チャリティコンサート)が開かれることになり、作曲の依頼を受けたチャイコフスキーが作曲したのがこの曲です。
チャイコフスキーはスラブ民族を象徴する哀愁漂うメロディーをこの曲の中で見事にちりばめられています。

曲は3つのセルビア民謡を効果的に使い、大序曲「1812年」の最後でも使われている当時のロシア国歌で壮大に終わります。

スラブの香りがプンプンする血沸き肉躍る行進曲です!