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9月20日(日) 第71回定期演奏会 新首席客演指揮者となってから飯森範親氏が中部フィルを初指揮! Vol.3

飯森範親 ©︎山岸伸

当日2曲目は弦楽セレナード(セレナーデという呼び方もあります)です。

弦楽セレナードは「3大弦楽セレナード」としての、エルガー、ドヴォルザーク(昨年5月第65回定期演奏会KOMAKIシリーズ1でエヴァルド・ダネル氏の指揮で演奏)、チャイコフスキーの中でも、このチャイコフスキーは日本では特に有名で「人事関係」のテレビCMで冒頭部分が使われよく知られています。

曲は4楽章形式で作られています。第1楽章は豪華に壮麗に始まり、その後躍動感のある明るいメロディーに移り、最後はまた冒頭部分に戻ります。第2楽章は比較的よく演奏される「ワルツ」です。軽やかで優美な音楽が心をつかみます。第3楽章は、悲しみの歌「エレジー」です。心の中を見るような内省的なメロディーから始まり、昔を懐かしむような美しい印象的な音楽が歌い上げます。第4楽章は、「フィナーレ」です。静かで温かさを持つゆっくりしたメロディーから始まり、早い踊りの音楽を聴くような晴れやかな音楽に変わり、最後は第1楽章冒頭のテーマが流れ壮大に鮮やかに終わります。この曲で飯森は中部フィル弦セクションを自由闊達に演奏させ、チャイコフスキーのロマンティシズムの花を開かせるでしょう!